事業内容

水力発電のしくみ

水力発電のしくみと特徴

下の図は、水力発電の仕組みと、発電から供給までの流れを表しています。
水力発電では、水が高い所から低い所に落ちる時の落差を利用して水車と発電機を回して電気を作ります。

水力発電のしくみ

水車を回すには、たくさんの水を必要とするため、川の上流にある堰堤えんていで水をせき止めて取水口と呼ばれる水の取り入れ口から取水し、導水路から水槽まで導き、水圧鉄管によって発電所内に落とすことで水車を回し、水車と直結した発電機で電気を作ります。水は放水路によって再び川に戻します。
水圧鉄管から水車に流れ込む水の量が多いほど、落差が大きいほど、発電機はより多くの電気を作ることができます。
このようにして発電された電気は、変圧器を介して送電線から変電所に送られ、配電線を通して家庭や工場に送られます。
黒部川電力の場合は、北陸電力株式会社とデンカ株式会社青海工場に送られます。

水力発電の特徴

  • 再生可能エネルギー

    山に降った雨は川に流れ、川の水はやがて海へ流れ、太陽の力で蒸発し雲に変わります。その雲は雨や雪となり地上に落ち、再び山や川や海に流れます。このように、水は自然環境の中で繰り返し使うことができるエネルギーです。

  • 純国産のエネルギー

    国内の豊かな水資源を利用する水力発電は、国内で全てまかなうことができる、貴重な純国産のエネルギーです。

  • 二酸化炭素(CO₂)の排出量が少ない

    水力発電は発電時に地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素(CO₂)の排出量が少ない発電方法です。