お知らせ
新姫川第六発電所新設工事 トンネル掘削機「NATBM」見学会が行われました
新姫川第六発電所新設工事の導水路トンネル工事に使用するトンネル掘削機「NATBM」の見学会を、11月13日(水)~15日(金)に行い、地域の皆様をはじめ、工事関係者約300名の方に参加していただきました。
「NATBM」は、鹿島建設㈱と㈱小松製作所が共同開発し、硬質な地山を高速掘進する「TBM工法(トンネルボーリングマシン工法)」と、軟弱な不良地山に柔軟に対応し安定に掘進する「NATM工法(新オーストリアトンネル工法)」のそれぞれの利点を兼ね備え、地山の状況に応じた対応が可能であり、今回初めて採用する工法です。
「NATBM」の説明会
水槽横坑(「NATBM」発進用トンネル)内において、見学者の皆様にモニターで「NATBM」の構造、性能等を説明しました。「NATBM」マシン全景 愛称:ほるぞうくん
NATMモードで先端部から延びるバケット掘削機がゾウのようであること、ゾウのように力強く掘り進むことを期待したネーミング。
直径4.75m 長さ約20m見学会当日の水槽横坑前のNATBMマシン(NATMモード)
軟弱で複雑な地山では、カッターヘッドを開き、内部からバケット掘削機(削岩機付き)を伸ばして掘削し、鋼製支保工やモルタル吹付により地山を補強しながら掘進する。水槽横坑に搬入したNATBMマシン(TBMモード) カッターヘッドを回転させ、硬質な地山で高速掘進する。
TBMモードとNATMモードの切替は、前方地山の地質調査(ボーリング調査、弾性波探査)とカッターヘッドの回転トルク等から行う。